9月に1週間、間を1週間あけて10月には3週間の入院生活をした義母でした。
9月の入院は、風邪の影響で嚥下機能低下のために栄養不足になったこと。10月は便秘が原因でお腹が膨れての緊急入院でした。どちらも高齢化による内蔵機能低下による症状。深刻な病気ではなく簡単な医療処置で対応出来るような事でした。
今お世話になっているグループホームは介護は出来ても医療行為である看護は出来ない施設。クリニックも併設はされているものの、どうしても手当が遅れがちで症状が重くなってからの緊急入院という事が重なりました。
そろそろ介護だけでは無理で、医療行為も出来る看護施設でのお世話が必要になってきた義母のために、施設探しをしました。高齢者を看てくれる病院施設は市内にも何ヶ所かありますが、いざ家族を預けようと思うと欠点や難点も見えてきて、なかなか適当なところがありませんでした。
そんな時に在宅介護の時にお世話になっていたケァマネージャーからの情報で、近所に「義母のためにはここしかない」というような良い病院を紹介されました。行ってスタッフからのお話を聞き、病棟内も見せて貰いました。落ち着いた良い施設。それで、必要書類を揃え、先方の求める検査もいろいろして、準備万端整いました。
先方のスタッフが義母のところに出向いてくれての面談も済ませました。秋の頃に不調続きだった義母ですが、11月12月はすっかり持ち直し、この頃はあたたかい時間帯の散歩も楽しめるように復活しています。そんな義母なので、病院施設での看護では認知症が進んでしまうのではないかという懸念も芽生えてきました。
今お世話になっているグループホームは車椅子に座って他の入居者とのふれ合いも多い日常生活だけど、病院では寝たきりの方が多いので、刺激は少ないのです。
元気ではあってもいつ何が起こるか分からない義母ですが、転ばぬ先の杖をもってしまうと杖がない生活には戻れなくなるリスクも大きいのです。先の見えている義母かも知れませんが、だからこそ少しでも元気をキープ出来るのなら、それも大切にしたいという気持ちも。「押し詰まらないうちに引っ越し」という最初の計画でしたが、もう一度お世話になる予定だった病院に行き相談したいと思っています。「グループホームでお世話になる期間をもう少し延長したい」との申し入れです。
でも、もしも必要な状態になったら受け容れて貰えるようにキープしておきたい。そんな虫の良い家族の願いが叶えられるかどうか、難しいところではあるのですが。

私の住む町は貧しい鳥取県の中でも更に貧しい田舎で総合病院などもありませすが、町の医院には病院付属のデイサービスセンターとデイケアーセンターとが病棟とは別棟にあり入院している患者さんの病状に合わせて、昼間はそこに連れ出して、機械によるパワーリハビリなども併用して出来るだけ寝たきり老人を作らないように工夫しています。症状が進んで、別棟のデイケアーセンターに連れて行けない入院患者では同じ病棟内でのリハビリ室に車椅子で連れて行ったり、食事も車椅子で食堂に連れて行ってみんなと一緒に食べさせるなどの工夫をしています。
財政の貧しい地方と比べて東京は2倍の住民サービスが行われていると聞き、田舎の私たちはもっと老人福祉を推進しなければと頑張っていますが(私は町作り委員として)そのような施設が東京にはないのでしょうか?義母さまもこのような看護と介護が同時に受けられるといいですね。
>財政の貧しい地方と比べて東京は2倍の住民サービスが行われていると聞き、
隣の芝生なのかも知れませんが、私の方は地方の介護サービスの方が高齢者に行き届いたケァをしてくれていると羨ましく思っていました。倉光先生のお父様のご存命中のケァとか、愛媛にもディサービスを受けている父の知人のおばさまがいるのですけど、その方からの話を聞くにつけ、東京でもそんなサービスが受けられたら・・・といつも思っていました。
一番羨ましかったのはディサービスでの入浴サービスです。愛媛のおばさまは身体が不自由で自力歩行が出来ないのでディサービスでお風呂に入れて貰える事が何より有り難いと言っています。ディサービスで習った絵手紙を私にしょっちゅう送ってくれますが、どんどん上達しています。ディサービスに行くのが楽しみ、とも言っています。「行くのが楽しみ」と思えるようなディサービスは、それだけで素晴らしいです。
「大企業などはなく財政の貧しい地方に比べて税収の多い東京都の人たちは私たちの2倍の福祉サービスを受けているのです。だから私たちの町の老人福祉サービスをもっと充実させよう!」という私の呼びかけは正しくないようですね。
父の時も同様でしたが、その後(昨年夏に)私の義兄が亡くなりましたが、週3日は近所のデイサービスセンターに通い入浴や健康チェックや症状や希望に応じて書道・音楽・手芸・お話しなどのサービスを受けていました。通所サービスが不可能になると入院して車椅子でサービスセンターに通い、それも不可能になると院内のリハビリ室に、食事は食堂にと車椅子で連れて行くなど出来るだけ最後まで、寝たきりにしないようにしてくれました。介護と看護が同じ施設の中で出来ていました。
「看護と介護が同じ施設内で」というのは高齢者にとって有り難いですよね。介護保険の運用は施設によって差がありますね。
実は月曜日に義母がこれからお世話になる病院に行ってスタッフともう一度相談しました。ここはリハビリのための療法士さんも居るし、病院でありながら介護保険の適用もあります。確かに入居者は今のグループホームの利用者よりもレベルの低い(肉体的に衰えているという意味)方が多いのですが、9月10月のような不安定な体調だった義母でも、ここでだったら適正な看護が受けられてあんな大騒ぎにはならなかったのでは・・・と思われました。
「こちらでお世話になりたい」という意思を再度伝えてきました。年明けには・・・と約束してくれました。義母の現状を考えると転院へ焦りを感じる事はないのですが、いつ何が起こるか分からない高齢者であることは確かですし。
税収は少なくても、その収入をどんな使い方をするかというのは自治に任されているんですよね。鳥取県の高齢者福祉対策は充実してると思いますよ。夫と私は「もしも施設でお世話にならなければならない健康状態になったら鳥取県に移ろう」と話しています。